2012年12月06日

rurouni-KENSHIN

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 和月伸宏
特筆版-上巻-追加

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幕末に名を轟かせた伝説の剣客「人斬り抜刀斎」
廃刀令が布かれた明治の世に「不殺」を誓い、流浪人として生きる剣心は
贖罪と新しい時代に守り育んでゆくべきものへの想いの中、
前時代から変わらぬ悪習、怨みや宿命などの負の連鎖を断ち切る闘いに
巻き込まれてゆく。

骨太でシャープなアクション劇を得意とする和月の
押しも押されぬ代表作。

「抜刀斎」を名乗りながら、壱の太刀で決着が付くことは多くなく
実に少年誌らしい熱血アクロバットチャンバラが展開される。

アニメ化の影響もあり、海外でも大ヒットし、外国人に対し
幕末(明治も)の日本や"もののふ"の生き様を勘違いさせることに大きく貢献した。

一番の被害者は、おそらく「斎藤一」ではなかろうか。

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posted by Gamma at 15:40| Comment(0) | 和月伸宏

2012年07月09日

BUSOU-RENKIN

武装錬金 和月伸宏

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錬金術の粋を新たな命として与えられた武藤カズキは
ホムンクルスとの戦いに身を投じる
熱血バカな性格と与えられた核鉄かくがねの特異性から
逃れられない宿命に巻き込まれていく。

「鋼の錬金術師」1度目のTVアニメがはじまり
ガンガン本誌でも大人気絶賛連載中の真っ直中に、本作の連載は始まった。

創作劇のテーマとして「錬金術」は非常に魅力的だが
同じテーマの大人気マンガを向こうに回してジャンプで始めるのは
誰が考えても無謀(ジャンプは打ち切りの判断が比較的早い)で、

しかも未来的テクノロジーにまつわるヒーロー現代劇という
「るろうに剣心」で築き上げたファン層に、よく言えば媚びない
強気なのか何も考えていないのかわからない執筆スタイルもまた無謀

一部熱狂的ファンの後押しで、なんとか打ち切られずに
10巻まで続いたという印象がある。
実際は打ち切られた後、ウルジャンに完結編を描き足したわけだが。

自分なりの新しい「錬金術」の設定を生み出す苦労は相当だっただろう。
実際、アイデアはよく練られているしGammaは面白いと思うが
すでに定着しつつあった「鋼の─」による錬金術のイメージが、
本作の人気に大きくブレーキとなったことは間違いない。
時代的に不遇だったと言えるかもしれない。

個性的なキャラクターは大きな魅力のひとつで
パピヨンを筆頭にムーンフェイス、ブラボーをはじめ
大真面目なド変態がたくさん登場して楽しい。

「鋼の錬金術師」の影響で、
実在もしないのにもう頭から削除できない「錬金術」の概念を
一度リセットしたい方は読んでみるといいだろう。

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posted by Gamma at 00:35| Comment(0) | 和月伸宏
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