2014年04月18日

ZETMAN

ZETMAN 桂正和
第19巻追加

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話がダークすぎて少年誌向けではなかった読み切り版から大幅に内容を改変し、
青年誌向けにタッチも劇画調に改めてリスタート

1989年のハリウッド映画「バットマン」シリーズに感化されて以降
桂のヒーロー像はそれまで大好きだった東映特撮から大きく様変わりし
黒く尖った大人のダークヒーロー信奉者となった真骨頂が本作といえる。

しかし
異形の化け物とそれを倒すゼットという立ち位置こそ取っているものの
ドラマはヒーロー性から大きくかけ離れており
どちらかというと世界がそうなるに至った人間の"業"や"欲望"と
それと対なす"博愛""母性"などが重いテーマとしてあり、あくまで人間のドラマ
ゼットやエボルはそれを具現化する媒体という側面が強く感じられる。

汚いもの・醜いものを念入りに描画するようになったためか
どうにも筆が遅くなったように感じられ、ストーリーの進展も非常に悪いため
単行本でのまとめ読みをオススメする

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posted by Gamma at 07:49| Comment(0) | 桂正和

2012年10月06日

K2R Illustrations 4C

Illustrations 4C 桂正和 

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1998年刊行、連載デビュー作「ウイングマン」から「I"s」までの
カラー原稿を集めた、氏初のイラスト集。

三部構成になっており、
R-side では、ヒーロー作品を扱い
L-side では「電影少女」以降の恋愛作品を扱う。
またオマケ的に、Vジャンプに連載された、
フルカラーバージョンの「SHADOW LADY」も掲載。

確か、完全予約制で作者完全監修の伊織フィギュアが同梱された
当時は珍しいスタイルでの販売だったと記憶している。
Gammaはちゃんと現物持ってたハズなんだけど、
今手元にはないのでパッケージ内容の詳細は定かではない。

ま、「桂ファンならとりあえず持っとけ」って感じ?


※記憶違いでした・・・
伊織フィギュアが同梱されてたのは「I''s BOX」だった・・・
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posted by Gamma at 06:53| Comment(0) | 桂正和

VIDEO GIRL

電影少女 桂正和 

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傷ついた若者のピュアな心を慰めるために存在するビデオガール
洋太が再生したビデオから出てきた少女あいは
欠陥を持つがゆえ、洋太との間に
本来ビデオガールが得ることのない感情を持ち
ふたりは様々な経験を積み重ねてゆく。

バブル終盤の頃、純情な少年少女の淡く切なく、
それでいて純粋で暖かい恋愛模様を
感情の揺らぎを中心に、直接的にSEXを描写せずに
「性」を意識させるラブシーンに皆がドキドキした。
当時としては相当キワドく、少年誌としてかなり踏み込んだ意欲作。
やるなマシリト。

おそらく一般には最も有名な桂正和作品だと思われる本作

「ウイングマン」時代から定評のあった、
"おしり"にはじまる美しい女体描写の評価を不動のものとした。

少しノイズありますが、05巻はいわく付きの初版版です。


その存在さえ知らないor忘れている人が多いけど
恋ちゃん編も悪くないですよ。続きを読む
posted by Gamma at 05:12| Comment(0) | 桂正和

SHADOW LADY

シャドウレディ 桂正和 

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気弱な少女アイミは魔法のコンパクトでアイシャドウを塗ると
ダークヒロイン:シャドウレディに変身する。

フルカラーVJ版、読切版、レギュラーWJ版の3種類が存在し
それぞれ設定や世界観が異なる。

Gammaはクールでアメコミ調のVJ版が好みだが
その存在はあまり認知されておらず、
「SHADOW LADY」といえば、
WJ版のツリ目で下品なふざけた盗賊がイメージされるのは非常に残念だ。

後半の魔人と魔石のシリーズは
ちょっと作品の枠を出過ぎてしまったため人気が低迷
ラストの展開は、やや性急に過ぎる感が否めない。

WJ版 全03巻
フルカラーVJ版
読切版はWJ版の3巻に収録

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posted by Gamma at 04:40| Comment(0) | 桂正和

PRESENT from LEMON

プレゼント・フロム LEMON 桂正和 

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幻の演歌歌手を父に持つ沢口麗紋は
天性の音感と完璧なエンジェルボイスを武器にアイドルとしてデビュー
数々の障害に打ち勝ち、成功を収めていく。

東映ヒーローと円谷巨大ヒーローを描写し尽くしてしまった桂が
当時はまっていたアイドルの世界。
音楽もののマンガは数在るが、
男性ソロアイドル歌手が主人公なのは本作だけではないだろうか。

その前人未踏のジャンルに挑んだまでは良かったが
展開は奇策・特訓・努力と根性という
スポ根マンガの下駄を履き替えたものに留まってしまい
音楽ものというよりは
芸能界の上っ面だけをモチーフとした「大映ドラマ」のようだ。

それでは歌っていただきましょう。歌はもちろん「サンダーLOVE」!!

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posted by Gamma at 03:38| Comment(0) | 桂正和

VANDER

超機動員ヴァンダー 桂正和 

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男女の愛をパワーに能力を発揮する最新型Pウェアを駆り
地球外惑星人犯罪に立ち向かう弥紫とみなほ

ウイングマンに続いてリリースされた
いかにも初期の桂らしい、いろんな意味で若さ溢れる作品だ。

おそらく当時の桂には、
描きたいヒーローのアイデアがたくさん在ったのだろう。
デザインも必殺技のギミックも、組織体系も敵勢力の設定も
読み切りでは描けない本格的な"東映特撮モドキ"として

そしてそこに本家東映で"アニー"が築いたチラリズムを
ウイングマンで好評を博しマシリトに褒められたお色気展開で強化して
満を持して始まったが人気はふるわなかった。

ヒーローものというジャンルで、本家に意識を近づけすぎて
夢に溢れる「ウイングマン」を越えられるハズはなかったのである。

未消化の設定や急展開の強引さからは「打ち切り」臭が漂い、

お色気路線の強化とコミックスでの開き直りから
桂のスタンスそのものに迷走が伺えるなど、いろいろ残念な作品。

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posted by Gamma at 02:37| Comment(0) | 桂正和

WING-MAN

ウイングマン 桂正和

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夢を実現するノートを手に入れた中学生、広野健太は
あこがれの変身ヒーローとなり異次元人の野望に立ち向かう。

高校時代に没頭した東映特撮の影響を受けすぎるほど受け
描きたいものを描きたいように描いて
マシリトに見出されてジャンプで鮮烈デビューした桂正和が
最もイキイキしていた連載デビュー作。

「もっとラブコメを」「もっとHに」という
趣旨にぞぐわぬ改変を重ねた結果、押しも押されぬ人気作家に。

バットマンと出逢い、ある意味幼稚な勧善懲悪ヒーローに嫌気がさした
今の桂にはもう二度と描くことができない、
まさに「夢の世界」がここにある。

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posted by Gamma at 01:52| Comment(0) | 桂正和
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