2012年10月04日

BAKUMAN。

バクマン。 小畑健×大場つぐみ 

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DEATH NOTEをヒットさせた、小畑健×大場つぐみコンビの2作目
週刊少年ジャンプでの人気作家をめざす若きコンビ漫画家が
いろいろ思案し、苦悩し、葛藤し成長(?していく物語。

一見、夢にあふれた熱き挑戦者のようにも見えるが
「自作をアニメ化して結婚」という目標を譲れないあたりは
動機が不純と言えなくもない。
(愚直なまでの純粋さで誤魔化してはいるが・・・

週刊少年ジャンプ編集部やそのシステム、漫画家と編集の関係
漫画家同士の交流など、
どこまでがフィクションで、どの辺まであり得ることなのか
外からでは判断が難しい業界ゆえにフィクションとして成り立っているのであろう。

漫画制作の現場を描いた他の作品と比較されることもままあるが
作画:真城最高=「まんが道」と、原作:高木秋人=「サルまん」の
両側面を併せ持っている作品であるとGammaは思う。

本作を読むことで、目を輝かせて新たに漫画家を目指す人や
職業漫画家に幻滅する人など様々居ることだろう。
漫画業界の活性化に寄与することに大いに期待したが
そういう現実的な問題とは関係なく
ラストは実に少年マンガらしい清々しい結末となった。

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posted by Gamma at 02:09| Comment(0) | 小畑健×大場つぐみ

DEATH NOTE

デスノート 小畑健×大場つぐみ

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人の死を司る死神の力を手に入れた青年「キラ」こと夜神月による
人類粛正と"死"の恐怖による世界構造の再生
対して
極めて物理的合理的理論的に"悪"を追いつめる「L」

二人の天才が、理想と現実という名のそれぞれのエゴをぶつけあう。

およそ少年誌で週刊連載するにふさわしくない本作が
文字通り「退屈だった」少年ジャンプに風穴を開けた。


人間の欲望、大衆の意識、マスコミの動き、政治の動きなどを
"死神"という空想上の存在に人間の外側から客観的に語らせることで
正論と極論、ふたつの対立する正義をどちらも共感できるものとし
先を読み裏をかき、騙し、さらに先を読むという
一見すると地味な対決の構図をより説得力と迫力をもって確立させた。

第二部以降ムリヤリ感を増していく後付け設定や強引な展開は
第一部の L vs キラの対決が素晴らしいものに昇華した弊害(余波)
とでもいうべきもので、仕方ないといっていい。

要するに、第一部で終わっておけば、もっと
素晴らしい作品として後生まで語り継がれたであろうことは残念である。


原作者:大場つぐみについて、某ヒーローギャグ漫画家という説が
かなり有力であるようだが、未だ正体は明らかにされていない。
「バクマン。」単行本に掲載されている「大場ネーム」が
あからさまに某氏の漫画の絵柄そのままであることに、
「わざとじゃないのか」と裏を読んでみたくなるのは本作の影響か。

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posted by Gamma at 01:56| Comment(0) | 小畑健×大場つぐみ
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