2012年10月29日

Oshitai moushiagemasu

お慕い申し上げます 朔ユキ蔵 
NEW

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寺の跡継ぎとして、僧職のあるべき姿と、
煩悩も含めた自己の未熟さに悩み続ける佐伯清玄

妻を娶るつもりはないが、勧められて見合いをした相手
元トップアスリートの清沢節子との間に
歪んだ愛情が芽生え、

また、檀家の子息から出家して僧職に就いた同門、
清徹への劣等感などから
清玄を語りべとして静かに信仰進行するリビドー物語。

性衝動にまっすぐ向き合う女性作家として
稀有な才能を発揮する朔ユキ蔵が
自己を戒めることを日常とする「僧」をテーマに漫画を描く。

他の作家であれば、美形坊主のくんずほぐれつになりかねない主題を、
成功を修めそこなったまま屈折した女性視点を加味して
ドロドロしそうでしない、微妙な精神の葛藤でドラマを成立させる。

仏教的な思考、教示もかなり深く
Gammaは俗にまみれているとはいえ一応仏教徒なので、
今後が非常に興味深い。

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posted by Gamma at 11:44| Comment(0) | 朔ユキ蔵

2012年10月10日

self

セルフ 朔ユキ蔵

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生まれついての体質により女性を惹きつけてしまい
生まれてこのかた独りでシたことのない男が
"オナニー"により自己を解放される
エロマンガ読者をも解放するかもしれないエロの新境地。

これを女性漫画家が描くというのが実に興味深く
1巻あたりはすごく面白いのだが続刊するにつれ徐々にトーンダウン
やはり男性のオナニーと女性のオナニーでは
根本的に質が違うのだなと間接的に感じる結果となった。

しかし・・・泉さんは、イイね。

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posted by Gamma at 08:53| Comment(0) | 朔ユキ蔵

Hakuba no Ouji-sama

ハクバノ王子サマ 朔ユキ蔵 

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脱サラから女子校教師に転職した小津晃太朗25歳
華やかなる時代を過ぎ、端から見るとややお高い印象の英語教師
原多香子32歳
ふとした出会いと些細なボタンの掛け違えから生まれた感情
もはや戻れぬ想いに揺れるふたりの心模様は。

女性リビドー作家の第一人者:朔ユキ蔵にしては
いささか真面目すぎるくらいに恋愛に取り組んだ意欲作。

小津をストーリーテラーとして展開されているが
盛んに妄想して、発散して、セルフコントロールしながらも
モンモンとして暴走して、自爆して、後悔して・・・と、
原多香子の目線が濃く物語の色づけをしており

はっきりしない男に振り回される女性の
悦び・嫉妬・憤怒・自己嫌悪などなど、生々しい感情が
久保ミツロウの「モテキ」と同じく、
女性視点で遠慮無く描かれている。

関係ないけど
沖さやかもこういうのが描けると一皮剥けると思うぞ。
余計なお世話だろうが・・・

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posted by Gamma at 07:47| Comment(0) | 朔ユキ蔵

Saku Yukizo

朔ユキ蔵 短編 

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同人誌からメジャーへ進出した女性作家で
美麗な絵柄とBLのような夢の世界を描くのではなく
ギラギラしたある意味泥臭い絵柄で
ここまで堂々とエロをエロとして真っ向から捉えた漫画家を
Gammaは他に知らない。

初期短編は昔のフランス映画のような
一種アンニュイな虚脱感とスッキリしない読後感がクセになる

決してキレイではなく、かといって汚いわけでもない
人がヒトとして持ちうる性的衝動を
100%ウラオモテ・嘘偽りなく描写するこの感性に酔いしれろ

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posted by Gamma at 06:38| Comment(0) | 朔ユキ蔵
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