2014年11月26日

Terra Formars

テラフォーマーズ 橘賢一×貴家悠 
第10巻追加

terra_formers_v10_000.jpg

21世紀中旬
増大する人口の移民先を求め、火星開拓を進めた人類。
人が住める環境づくりのために、まず苔とゴキブリを送り込んだ。
そして500年ほどが経過し
整えられた環境の確認とゴキブリ駆除のため
火星に降り立ったチームが目にしたのは
人類と同等以上に進化したゴキブリたちだった。

この程「2013年このマンガがすごい!」オトコ編1位に選ばれた気鋭。

人類 vs.ゴキブリ
誰も描きたいと思わなさそうな異色の題材を選んだ感性も凄いが
それらに蹂躙される「絶望っぷり」がハンパない。

人類が誕生から持ち続ける先天的な嫌悪感、また恐怖。
その恐怖が何に由来するのかを仮説建て、克服の一与となるか
もしくはこの上ないカタルシスを与えてくれることを期待しながら
我慢して読む。

現在、実際に進められている火星移住計画。
そこに先んじて空想と妄想を巡らせた怪作が
70年代の空想科学物語に通じる、未知への希望を
子どもたちに抱かせることが出来ればよいが・・・。


あぁ、そういえば
ゴキブリの改造人間を描いた作品なら他にもあったな。


続きを読む
posted by Gamma at 06:00| Comment(0) | その他の作家

GIANT KILLING

GIANT KILLING [画]ツジトモ [原案]綱本将也
第32・33巻追加

GIANT_KILLING_v33_000.jpg

弱者が、努力と根性や奇想天外な特訓で強者を倒すスポーツマンガは数在れど
理解されにくい天才肌の監督が主人公のスポーツマンガは稀有である。
言うなればスポーツマンガの「ドラゴン桜」というところか。

熱血スポ根少年漫画のような
実際ではあり得ない必殺シュートも天才的な美技も必要ない。
ここに在るのは、
敵を知り己を知って采配の妙を発揮する監督と
反発しながらも自らのスキルアップや適正を再確認するプレイヤーたち。
タイトル通り、期待されていない所からの「大番狂わせ」の醍醐味が持ち味だ。

加えて
チーム職員の苦悩、弱小チームサポーターの一喜一憂など
サッカーを、試合内容の華やかさや、結果だけでなく
プロセスや業界のシステム、サポーターの心理まで、
まるっとまとめてエンターテインメントに仕上げた
サッカー好きの、サッカー好きによる、サッカー好きのための
サッカーマンガと言っていいだろう。

主人公がフィールドの外という
青年誌ならではの設定が功を奏して良作となったが
こういう作品がすすんでTVアニメ化されるってのは、
いかに今のアニメ視聴者が高年齢化しているか伺い知れてゾッとする。

ツジトモの絵は、線が粗くて雑な印象も否定できないが
ストーリーとのマッチングが微妙に絶妙なので現状で目をつぶるとしようか

続きを読む
posted by Gamma at 00:05| Comment(0) | その他の作家

2014年11月16日

Quod Erat Demonstrandum

Q.E.D.-証明終了- 加藤元浩 
第49巻追加

QED_v49_000.jpg

MITを卒業した天才少年:燈馬想が、
物語の牽引役、兼、助手であるヒロイン:水原可奈とともに
様々な事件を解決する推理漫画

「金田一少年の事件簿」や「名探偵コナン」のヒットに
やや遅れての連載開始となるも

キャラに頼ったりケレン味のある展開と縁がない
実にストイックなドラマ運びと、あまり血生臭くないところ、
また、月刊誌ならではのページの多さのおかげで
基本一話で解決される明快さが評価され
異例のロングヒットとなっている。

続きを読む
posted by Gamma at 16:14| Comment(0) | その他の作家

2014年11月14日

A Chef of Nobunaga

信長のシェフ 梶川卓郎 [原作:西村ミツル] 
第11巻追加

nobunaga-no-chef-11_000.jpg

食材の知識や調理の技術、歴史認識以外
自分の出自も元いた世界のことも何も覚えていない男:ケン

現代の料理人が戦国時代に迷い込み
当時まだ確立されていない技法を駆使して美食を創作。
織田信長に拾われて
重要な戦略の駒として重用され、
歴史上有名な合戦の修羅場をくぐり抜ける。

要は、料理人版の「JIN -仁-」だ。

大きく違う点は、元の世界へ戻りたいと強く願っていないことか。

信長という人物に何を感じ、信長の目指す先に何を見るのか。
知識で知る「信長の死」とどう向き合い
ケンは歴史の中で何を成し遂げるのか。

「JIN -仁-」とは違う終焉に期待する。

続きを読む
posted by Gamma at 08:19| Comment(0) | その他の作家

2014年11月12日

C.M.B. -Welcome to "Wunderkammer"-

C.M.B. -森羅博物館の事件目録- 加藤元浩 
第27巻追加

CMB_v27_000.jpg

大英博物館の「智の守護者」の証である三賢者の
3つの指輪を全て持つ少年、榊森羅は
持ちうる博学の知識と類い希な洞察力で
魔化不思議な怪事件の謎を解き明かす。

姉妹作品である「Q.E.D.-証明終了-」と同一の舞台で
「Q.E.D.」が刑事事件などの推理が主体であるのに比べ
本作では世界的な伝説や怪奇現象などを扱いながら
それでいてしっかりとした理論と証明で現実的に事件を解決する

言うなれば、MMRが提議した問題を
大槻教授と協力して解決するような(ちょっと違うか・・・
ロマンとシリアスが共存するミステリー漫画となっている。

速攻で真相を掴みながら、解決まで勿体つける作風は
「Q.E.D.」とほぼ同じ。

続きを読む
posted by Gamma at 05:01| Comment(0) | その他の作家

VETERINARIAN DOLITTLE

獣医ドリトル 夏緑×ちくやまきよし 
第17-19巻追加

Dolittle_v19_000.jpg

腕は一流だが金に汚く口汚いドライな獣医師:鳥取健一
いうなれば強気なDr.コトー
もとい、動物専門のBJ先生みたいなものか。

動物を救う天才的な技術や行動力、確固たる姿勢・信念なども
見せどころとしてあるが
ペットや野生動物と向き合う人間の側に介在する問題を主題とした
いわゆる王道の青年誌向け専門職ヒューマンドラマ。

Gammaもネコ飼ってるので
役に立つかどうか、また本当に正しいかどうかも定かでない
マンガ知識をたくさん増やさせてもらってマス。

続きを読む
posted by Gamma at 01:21| Comment(0) | その他の作家

2014年11月11日

AGNES MASK

アグネス仮面 ヒラマツ・ミノル 
第06-08巻追加(完結)

agnes-mask_v08_000.jpg

海外武者修行から帰国したレスラー、山本仁吾は
潰された大和プロレスの再起を賭けて
宿敵:帝日プロレスに殴り込むも、
すでに引退し社長業に専念するマーベラス虎嶋に敗北を喫し
謎のマスクマン:アグネス仮面として帝日のマットに上るハメに。

エンターテインメントとガチンコの狭間で
悪役の在り方、客を涌かせる試合運び、ベルトや看板の重み、
マスクマンの悲哀、興業側と選手側のスタンスの差違など

レスラーが内に抱える様々な感情を表現するという点で
故三沢光晴にも認められた本作。

基本は、はた迷惑極まりないアントニオマーベラス虎嶋の
無敵っぷりを楽しめばそれでよい。

続きを読む
posted by Gamma at 00:48| Comment(0) | その他の作家

2014年11月05日

DRIFTERS

ドリフターズ 平野耕太 
第04巻追加

DRIFTERS_v04_000.jpg

関ヶ原の戦いの最中、見知らぬ異世界に誘われた島津豊久。
辿り着いた世界は、エルフやドワーフが存在するファンタジー世界で
様々な場所・時代から流れ着いた武者や戦士が
殺戮と支配に狂気の沙汰を発揮していた。

歴戦の勇士が数々登場する中、
島津豊久を主人公に置くとは相当マニアック。

黒王の正体ってやっぱりアレですよね。

続きを読む
posted by Gamma at 08:10| Comment(0) | その他の作家

GRA-ZENI

グラゼニ 森高夕次×アダチケイジ 
第14-16巻追加

GRA-ZENI_v16_000.jpg

グラゼニとは「グラウンドには銭が埋まっている」という座右の銘

ドラフト最下位でファンにも球団にも過分な期待をされない
高卒8年目の中継ぎ投手、凡田夏之介

下手なケガをすると明日の保証がない厳しいプロアスリートの世界で
引退後の年収や来期のギャラを常に気にし
相手打者の年俸如何で強気のピッチングができたりするなど
"金"で人を判断してしまう業を抱えた、プロとはいえ平凡な男。

一般人からみればプロ選手というだけで"すごい"事なのだが
プロの世界にも「プロ」という枠においての
一流選手、平凡な選手、落ちこぼれが居るもので

自ら一流にはなり得ないと自覚している夏之介にとって
少しでも長く球界に留まり、少しでも高い年俸を稼ぐために
あらゆる下世話な"数字"が気になり、また付きまとう。

それが仕事であり日常である彼らには
そういう"数字"から見たライバル意識や友情こそ真実味があると
ナナメ下からの視点で球界を語る切り口が面白い。

アダチの決して上手くない絵が、作風に絶妙にマッチしており
いい効果を出していると言えるだろう。
続きを読む
posted by Gamma at 05:00| Comment(0) | その他の作家

2014年10月26日

Biblia Koshodo no Jiken Techou

ビブリア古書堂の事件手帖 三上延×ナカノ 
第06巻追加(完結)

biblia_koshodo_v06_000.jpg

若い身空で並はずれた古書の知識を持つ
篠川栞子が店主を務める古本屋「ビブリア古書堂」。

身内の問題を持ち込んだ、本を読めない青年
五浦大輔を狂言まわしに
古書にまつわる謎を栞子が解き明かすライトミステリー。

剛力彩芽主演で月9ドラマ化もされた
ミリオンセラーの人気小説をコミカライズした。

Gammaは、作画の「ナカノ」という漫画家はもちろん
原作小説の挿絵を描いている「越島はぐ」というイラストレーターも
まったく知らないのだが、

越島の、いかにもラノベ風のライトな画風でありながら繊細な絵が
ナカノの作画で活かされているとはお世辞にも言い難く、

掲載誌の存亡をかけたテコ入れコンテンツのひとつでありながら
このクオリティとは
こう言っちゃなんだが、マイナー誌の限界を見た感じがする。

ドラマが終わったら即打ち切り・・・とか危惧していたが
再開されて本当によかった。


続きを読む
posted by Gamma at 09:00| Comment(0) | その他の作家

2014年10月21日

MESHI BANA DEKA TACHIBANA

めしばな刑事タチバナ 坂戸佐兵衛×旅井とり 
第12巻追加

tachibana_v12_000.jpg

ここに在るのは贅を極めたグルメではない。
身近な大衆店や市販フードにプライドとこだわりをかけた
誰もが知っている「庶民の食」追求の美学。

とは言っても昨今テレビなどでよく扱われる
全国チェーン店の裏側や商品開発のこだわりなどを
強くフィーチャーするのではなく、

ときには売り手に牙をむく反則的味わい方もアリの
あくまで消費者視点でのマクロでミクロな等身大の楽しみ方が
今日も読者の腹の虫を騒がせる。

続きを読む
posted by Gamma at 13:48| Comment(0) | その他の作家

2014年10月15日

Nobunaga Concerto 

信長協奏曲 石井あゆみ
NEW

nobunagaconcerto_v11_000.jpg

ある日突然戦国時代へタイムスリップした高校生サブローは、
その日より織田信長の人生を歩むことになった。

現代高校生ならではの飄々とした不遜な言動が巻き起こす騒動が
ややウザいけど、面白い。

「うつけもの」としての特異なキャラクター
旧代の先入観にとらわれぬ機智に富んだ采配、治世、英断。

それらはすべて、大名、いやそもそも武士ですらない男の
時代の常識を伴わぬ行いが、歴史に残る信長を信長たらしめた。
という創作としての着眼点は、隆慶一郎の「影武者徳川家康」にも通じる部分がある。

Gammaはこういう歴史を独自の解釈で描く作品が好きだ。
同じ時代を同じ仕掛けで、別の角度から描く「信長のシェフ」も悪くない。

ただ「タイムスリップ」という、本作のカラクリの根幹をなすギミックについて、
まるで説明がないのが気になるといえば気になるが、
そこを詳細に解説することは、本作においてさして重要なことではないことも事実。
理由や原因は解明されないまま終わる可能性は極めて高い。


せっかくなので、
家臣や敵勢大名を、意味深な言動で振り回し勘違いさせるだけではなく
サブロー自身が成長し、
史実に記されない「何か」をきちんと成し遂げる展開を強く望みます。

あとは、誰もが気になるラストがどうなるのかだ。
明智光秀のひとり相撲で終わるのだけはカンベンな。

続きを読む
posted by Gamma at 12:56| Comment(0) | その他の作家

2014年10月09日

Higanjima

彼岸島 / 彼岸島 最後の47日間 松本光司 
第16巻追加

Higanjima-47_v16_000.jpg

吸血鬼が棲まう魔物の巣窟、絶海の孤島:彼岸島。
行方不明の兄:篤の消息を追って、数名の友人と共に彼岸島へ渡った宮本明は
生死をかけた吸血鬼との戦いの中で、
戦士として、また人間軍のリーダーとして成長していく。

「吸血鬼サバイバルホラー」と銘打たれているが、
吸血鬼に感染する条件や、彼岸島の風土設定などの練り込みが甘いのはわざとなのか
いいかげんな後付け設定と、ギャグとしか思えないご都合展開の嵐。
恐怖→絶望→決意→勝利(生還)のサイクルを延々繰り返す主人公:明の
メンタリズムのブレ幅の大きさ(武者震いの直後にいきなり命乞いをするような
そして何より"喜国雅彦"よりちょっと上手い程度の稚拙な画力と、
正面顔ばかりのワンパターンな構図のせいで、まったく怖くない。
あとハァハァ言い過ぎ。

唯一怖さを醸し出しているのが単行本の装丁だけという、
まさに「看板に偽りあり」とつけるに相応しい苦笑の一作。

なぜ映画化やゲーム化されるほどファンがついているのか
申し訳ないがGammaには、毛の先ほども理解できない。
さっさと終わればいい。

続きを読む
posted by Gamma at 10:02| Comment(0) | その他の作家

The Class of Assassination

暗殺教室 松井優征 
第11巻追加

ansatsu_v11_00.jpg

1年後に地球を破壊するという
底知れない能力を持つ謎の生物「殺せんせー」が
ある日、
椚ヶ丘中学の落ちこぼれ隔離クラス3年E組に担任としてやってきた。

数々の変態能力に加え、マッハ20で移動する
極めてエリミネート困難なこの生物が毎日顔を合わせることになる
3-Eの生徒たちに、「殺せんせー」抹殺の指令が下された。

ギャグマンガの体を取ってはいるが、
生徒の学力を着実に伸ばす傍ら
日々の教育を通して個人の長所を伸ばしたり
性根の腐った生徒を更正させたりと
結果だけ見ればなかなか熱い教育マンガになっている。

「殺せんせー」の過去には止ん事無き事情がありそうで
3-Eの生徒を心身ともに救うのが目的のようだが

しかし、最終的にいい話に落ち着かせたいのなら
そもそも、中学生に教師を殺させるという発想が
道徳的に大いに問題アリだ。

要は、イロモノ設定を使った「GTO」だな。
そういえば「GTO」も原作では中学教師だったっけ。

続きを読む
posted by Gamma at 08:57| Comment(0) | その他の作家

2014年09月07日

HAKAIJU

ハカイジュウ 本田真吾 
第12・13巻追加(完結)

hakaiju_v13_000a.jpg

ある日突然、東京立川を襲った謎の巨大地震。
気絶した鷹代陽が目を覚ますと、
そこは、異形の巨大生物が跋扈し、人間を蹂躙する
凄惨な地獄絵図と化していた。

事実の隠蔽を図る政府や自衛隊への不信は募り
一体、日本各地で何が起きているのか
謎は深まるばかりで、希望的情報がまるで与えられない展開は
パニック映画の絶望描写を下敷きにしているのだろうが

そのわりには、性格破綻者など
その後の展開が読めてしまうキャラも少なくなく
いい意味での"裏切り"が皆無といってもいいため
グロさばかりが目について
ちっともドキドキハラハラさせて貰えない点は大いに不満。

単行本の表紙だけが「怖さ満点」なのは彼岸島と同じ
という、何もかもすごく残念な作品。

13巻で「第一部完」となっているが・・・

続きを読む
posted by Gamma at 06:04| Comment(0) | その他の作家

2014年08月25日

AMANCHU! FUN for ALL. ALL for FUN.

あまんちゅ! 天野こずえ 
第06−08巻追加

amanchu_v08_000.jpg

引っ込み思案で常に孤独だった大木双葉(てこ)は
引っ越し先の伊豆の高校で

てこに不足しているスキルや考え方、行動を
常に前向きに牽引し補う、掛け替えのない人生のバディ:ぴかり
そしてダイビングと運命的な出会いをする。

本作は、
ダイビング部の面々の日常の中で
これまでやりたいことをやらずに諦めてきた"てこ"の目線で
ダイビングを通し、人の優しさ、強さ、愛情に触れ
新たな発見と感動を共感する成長物語になる(?のだろうか。


天野のしなやかで繊細な描線が美しく
キャラクターたちは生命力に満ちており魅力がいっぱいだ。

ただ、ぴかりのギャグ顔だけが作中で浮いているので
なんとかしてほしい。

タイトルロゴが「ぬらりひょん」ぽくドロドロしてて
作風にマッチしていないような気がするのはGammaだけだろうか。

続きを読む
posted by Gamma at 06:01| Comment(0) | その他の作家

2014年08月05日

NANA-MARU SAN-BATSU

ナナマル サンバツ 杉基イクラ 
第06巻追加

nanamaru_v06_001.jpg

「クイズ」
世界中の誰もが知ってるお馴染みのゲームだが、
身近なもののようで決してそうではない

「学問」でもなければ「なぞなぞ」でもない「競技クイズ」
単純に知識の量や深さを競うのではなく
推理力・洞察力・判断力・瞬発力そして「知力・体力・ときの運」
を必要とし

傾向・対策・センスの錬度を上げなければ決して勝ち抜けない
「見るとやるとで大違い」の
シビアなこの競技の魅力に取りつかれた中高生たちの物語。

単調になりそうな1問1問の攻防が
意外と複雑でおもしろく、あなどれない。

これを「わかるわかる」とほくそ笑んでいる人が
Gammmaの周りには一人もいないので
描写がどれ程リアルなのか知るよしもないが
このドキドキワクワクは、今まで感じたことのない新しい感覚だ。

続きを読む
posted by Gamma at 21:48| Comment(0) | その他の作家

2014年08月04日

TEPPU

鉄風 太田モアレ 
第06巻追加

teppu_v06_000.jpg

恵まれた体躯と持って生まれた類いまれなセンス
何をやってもそこそこ以上にこなしてしまう。
目標が持てない、敵がいない、毎日がつまらない。

そんな空虚さを吹き飛ばす相手と世界に出会い
石堂夏央は『総合格闘技』の世界にのめり込んでいく。

天才肌の長身・二枚目とくれば、よくあるスポーツものでは
ライバルとか同じチームのNO.2とかに設定されがち。

反面、主人公として使われることが多い
天然の熱血スポーツバカが今作ではライバルとなり
天才ゆえの空虚さ、天才ならではの劣等感や嫉妬を、
充実感で補い埋めていくカタチの成長劇となるわけだが

万事そつなくこなせることが
『総合格闘技』では直接強さに繋がらないという
遠回しに『オールラウンダー廻』を全否定するかのような内容だ。

実際、主人公のヒリつく程の熱い感情や明確な目的意識があるせいで
『オールラウンダー廻』より32倍おもしろい(Gamma比。

続きを読む
posted by Gamma at 06:35| Comment(0) | その他の作家

2014年07月11日

Saibancho!

裁判長! ここは懲役4年でどうすか
 松橋犬輔×北尾トロ

リク補完

s4y_13_0000b.jpg

ベストセラーの裁判傍聴エッセイをコミック化
昨今、裁判員制度の導入で身近になったとはいえ
行かなきゃ一生知らないままの、半・閉ざされた世界"裁判"。

被害者、被告、検察、弁護士、裁判官などの当事者ではなく
傍聴人=すなわちまるっきり他人の視点から裁判を描く。
恐ろしい話あり、あきれる話あり、ホロッとする話ありで飽きさせない。

一つひとつのストーリーが比較的短く、
あっさり終わってしまうのが物足りない感があるが
実話に基づいているというのだから仕方ないわな。

星川検事の可愛さが異常

続きを読む
posted by Gamma at 20:00| Comment(0) | その他の作家

2014年07月07日

Yamikin USHIJIMA kun

闇金ウシジマくん 真鍋昌平 
第31巻追加

ushijima_V31_00.jpg

10日で5割(トゴ)の暴利をむさぼる闇金融
カウカウファイナンスを経営する丑嶋馨を狂言回しに

多重債務に陥った、いわゆる社会の底辺の人たちの
主に"金"にまつわる人間模様を、緻密かつ大胆に描写する。

理由は様々あれど、多重債務に陥る人間の救われなさ、浅はかさ、愚かさ、
また一方で、騙す人間はもとより、
騒動に関わりたくない人間や、我が身かわいさに裏切る人間の
弱さ、汚さ、醜さ、非道な所行。

善良な人がほとんど出てこない上、
各エピソードの結末も救えない展開になることが多い。

そのため、読後の後味の悪さはズバ抜けており
Gamma的には本作を礼賛したくはないのだが
ドラマ化・映画化されるほどの人気には理由があるのだろう。

底辺の人々(語弊はあるがあえてこう表記する)の
愚かな判断や感情の移り変わりや後悔の念などには
おそらく誰しも少なからず身に積まされる部分があり

本作を読むことで、ギャンブルや借金や美味そうな儲け話を
反面教師的に「怖い」と感じる効果があるのならよいのだが

その描写のリアルさ故に、読者が
現実の自分よりまだまだ「下」の存在がいることに安堵したり
優越感に浸る効果を認めるなら、
本作の人気は社会に対してよい影響を与えない。


武内力のおかげで(主に大阪で)市民権を得た
「ミナミの帝王」萬田銀次郎が
いい人に見えてくるからまったく困ったものだ。

どうしても好きになれないが認めざるを得ない人気作と位置づけておく。

続きを読む
posted by Gamma at 22:52| Comment(0) | その他の作家
QLOOKアクセス解析