2012年10月31日

MOBILE SUIT GUNDAM the ORIGIN

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 安彦良和

GUNDAM_ORIGIN_01_a.jpg

アニメファンが愛して止まないファーストガンダムを
本放送当時では描ききれなかった描写や、後のシリーズで追加された設定、
そしてやっさん独自の解釈を多分に加筆してリメイクされた、いろんな意味で力作。
ガンダムエースは、本作を載せるためだけに存在しているといっても過言ではないし
終盤にさしかかってもずるずる間延びした印象を受けるのも、
角川的に致し方ないところか。

今のアニメーションのクオリティ、今の緻密なSF考証で現代の視聴に耐える
リアルなファーストガンダムとして、そして安彦良和と大河原邦雄が描くからこその
オリジナリティが注目を浴び、実際に人気を博しているわけだが、
2009年夏、いわゆる"お台場ガンダム"の
実際に目にするリアリティには何者も勝らず、「リアル」という点において
やや霞んだ印象になってしまったとGammaは(あくまで個人的に)感じている。

続きを読む
posted by Gamma at 01:06| Comment(0) | 安彦良和

NAMUJI

ナムジ -大國主- 古事記 巻之一 安彦良和

namuji_000.jpg namuji_007.jpg

数多あるギリシャ神話モチーフの創作が
聖闘士星矢の長期連載でやや辟易とされはじめた1989年
雑誌連載ではなく全編書き下ろしハードカバー単行本でひっそり刊行された
日本神話モチーフのオリジナル創作である。
いかにも安彦良和らしいひねくれたキャラ造型はさて置き、
ありえない人物が血族だったり
(大物主がスサノオの子だとか、続編「神武」では神武天皇が卑弥呼の孫など)
いろいろと問題ありそうな設定付けや
エピソードの大胆な解釈(曲解?)が功を奏して前半はおもしろいのだが
終盤かなりトーンダウンしてしまうのがなんとも残念。

続きを読む
posted by Gamma at 01:04| Comment(0) | 安彦良和

JINMU

神武 古事記 巻之二 安彦良和

ShenWu_01_000.jpg ShenWu_02_000.jpg

大國主の伝説を大胆にドラマ化した「ナムジ」の直接の続編
日本神話中で、大事でありながら不可解な描写が多い
神武天皇の「東征」を題材に、「ナムジ」同様、
あり得ない人間関係や、強引すぎる解釈あればこその歴史フィクションとして
実に理解しやすくまとめあげられている。

というかもう
「神武東征にまつわる考察本(by 安彦良和)」と受け取ってかまわない。

続きを読む
posted by Gamma at 01:02| Comment(0) | 安彦良和

NOMINOOH

蚤の王 安彦良和

nominooh_000.jpg

相撲の始祖と言われている野見宿禰のみのすくねが土捏ねの技を生かし
時の天皇に埴輪埋葬を勧めたらしいと
日本書紀に記されたエピソードを元にした短編。
カバーに記載されていないが"古事記 巻之三"と副題が付けられているらしいので
「ナムジ」「神武」の続編ということになる。

もう神話時代の話でもない頃なのか
主人公の神秘性も物語のドラマ性も前二作には遠く及ばない。

続きを読む
posted by Gamma at 01:00| Comment(0) | 安彦良和
QLOOKアクセス解析