2012年11月02日

Shima-Shima

シマシマ 山崎紗也夏

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夫に逃げられ、眠れない日々を過ごすシオがはじめた
眠れない女性のための「添い寝屋」ストライプ・シープ。

物語はシオを取り巻く4人のイケメンの若者らしい日常を描く。

シオの別れた旦那でガイの兄:ヒビキの件や
昼の本業アロマエステの事業拡大
添い寝屋のマスコミへの路程など、

途中、深くえぐって大きく拡がる枝葉を見せながらも、
どの問題もさほど大きな展開を見せず収束し

シオ・ラン・ガイの三角関係だけをうっすらと引きずりながら
4人の進路と幾ばくかの成長そして卒業というフツーの帰結。

確かにイケメン4人はみんな個性と才能豊かで
未熟な部分でさえ魅力的に描かれている。
しかし、作者とファンの皆さんには申し訳ないが

 奔放な夫に逃げられ、義母からはその責を問われ
 借金を背負って夜も眠れず、あぁ私って不幸。
 ただ一生懸命働くしかなかった結果、事業はまあ順調。
 思いついた新事業はいい顧客を掴み、
 自分は若いイケメンにちやほやされて、内ふたりから求愛。

作風も絵柄も青年誌向けなのに
作者の頭の中だけが少女漫画風の妄想全開

その関係のぬるま湯にいい感じで浸っている主人公:シオが
作者の願望を投影しているのか?と考えると、
実に小気味悪くてサブイボが出る。きもち悪い。

今度ドラマ化されるそうだが
シオ役=矢田亜希子ってのが、また笑えない。

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posted by Gamma at 06:38| Comment(0) | 山崎さやか

HARUKA 17

はるか17 山崎さやか 

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就職活動に苦しむ宮前遥22歳は
苦し紛れに受けた弱小芸能プロダクションで社長からゴリ押しを受け、
17歳のタレントとしてデビューすることに。

あか抜けない女が実は天性の輝きを持っていて
華々しい世界で飛躍的にステージを駆け上っていく様には
芸能プロダクションなど、業界を詳しく取材した後が見られ
作者の苦労の甲斐もあり
本作はTVドラマ化もされた人気作となったわけだが

「ペチャパイで一見地味、だけど人に癒やしを与える魅力がある」とか
秘めたる輝きとか可能性とか、演技以前の魂の美しさとか、
はるかの魅力がまったく"絵"に表現できているように見えないのは
はっきり言って作者の力不足。

作者自身が描きたいと思っているものが
かけらも"絵"に表現できてないのは、漫画作品として失格だ。

少年漫画のようなライバルや障害、
努力と根性と"秘めたる魅力"で縁に恵まれステップアップ
で面白いのは少年漫画での話。

近頃はこういうことを言うと「セクハラだ」とか言われるが
女性作家ならではの機微というか
キャラクターの微妙な心象表現が欲しいところ
それがまったく表現できていない。

ファンの方には申し訳ないが
絵柄は大人向けだが、稚拙な設定とストーリーしか描けず
女性作家としての個性も出せず
ペンネームすらふらふらと落ち着かない作家に未来はないぞ。

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posted by Gamma at 05:22| Comment(0) | 山崎さやか
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