2014年04月08日

AMAI SEIKATSU

甘い生活 / 甘い生活 2nd season 弓月光 
2nd season 第04巻追加

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女性を全く"性"の対象としない、純粋極まりない男が
好きなことに打ち込むと特殊な能力に目覚める
という「童貞のまま30歳を迎えると男は魔法使いになれる」
なんて馬鹿馬鹿しいファンタジーを地でいく本作。

主人公:江戸伸介は、その能力で次々と世の女性を虜にし、
幸せを振りまいてゆくが、その愛・性に無頓着な性格のお陰で
相思相愛の女性:若宮弓香だけは幸せに出来ないという
他人が動かさないと前にも後ろにも進めない関係をベースとして
物語は矢継ぎ早に外野で進行していく。

「矢継ぎ早」というのも言い得て妙で
この作者は60歳を過ぎていながら
どんだけエロで描きたいシチュエーションがあるというのか
毎度毎度、シリーズが終わった余韻もなしに
なし崩しに次のシリーズに突入する。
もう次のエピソードを早く描きたくてしょうがない感情が
ビシバシ伝わってきて、
そんなことをもう20年以上続けているのだからなんとも尊敬に値する。

それほど前から草食系の登場を予期していたとは考えにくいが
謀らずしてそんな世の中になってしまった。
時代が本作に追いついてきたと言っても過言ではないだろう。


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posted by Gamma at 12:44| Comment(0) | 弓月光

2012年10月16日

Cinderella Express

シンデレラ・エクスプレス 弓月光 

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翌日の結婚式に向け、新幹線最終便で大阪へ向かう島野裕二。
独身最後の夜のサプライズとして
個室グリーン車に友人たちが派遣した弱冠17才の売春婦は、
なんと義理の妹になる少女だった。

純粋にセックスの快楽とお金が大好きな
"ちま"が巻き起こす騒動の火消しに奔走する義理の兄裕二や
巻き込まれるクラスメートたちによる
ライトなエロコメディなのだが

話は"ちま"が忘れられない運命の男を捜す展開になりはじめると
「シンデレラ・エクスプレス」のタイトルもどこ吹く風
一体どこを向いて走っているのかわからない迷走ぶり。

前作「みんなあげちゃう」のヒロイン悠乃が
終盤では大人になりすぎてしまったため

主人公が「性に明るい性格=スキモノ」であるという1点は
そのまま引き継ぎ、よりオープンな性格にして年令を下げたようだ。

ただし、当時はまだまだ「女性は貞淑であれ」という
男性の願望が根強かったためだろうか、
どうみてもヤリマンのちまは、
スキモノだが一途だった悠乃の人気には届かなかったようである。
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posted by Gamma at 08:43| Comment(0) | 弓月光

Minna agechau

みんなあげちゃうハート(トランプ) 弓月光 

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ごく平凡なしがない浪人生:地下中六郎に訪れた突然のモテ期

ある日「処女いりませんか?」と逆告白してきた女子高生
間宮悠乃は大財閥のお嬢様。
世間知らずのお嬢様が起こす騒動に巻き込まれながら
悠乃との仲を真剣に考え始めたら、
ふたりの仲を認めてもらう試練 = 破天荒な性修行へ
という、終始徹底したギャグタッチのエロコメディ。

バブル景気の世の中を背景に
まだ男がいい女を落とすことにガツガツ・ギラギラしていた時代

一人の女性を純粋に愛するのも良いが、それはそれとして
いろんな女の子のいろんな乱れた姿がたくさん見たいという
読者の欲望に真っ直ぐ応えた
日本中の中高生男子を夢中にさせた80年代エロマンガの金字塔。

今風のエロマンガのようなエグい表現とはほど遠いが
それでも直接的な表現を避け、いかに綺麗に楽しく読ませるか
作者の苦悩がうかがえる。

今「甘い生活」を好んで読む人は、
おそらく本作で育った世代に間違いない。

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posted by Gamma at 05:01| Comment(0) | 弓月光
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