2012年10月31日

My Dear Batsman

愛しのバットマン 細野不二彦 

MyDearBatsman_001.jpg

東京ロビンズ不動の四番、名スラッガーの香山雄太郎は
日本球界一几帳面で律儀な男。
しかし反面
納得のいかないことには何が何でも筋を通す融通の利かなさも球界一。

彼一流の正道を貫き、チームメイトや球界の仲間、
チームオーナーのトラブルを仲立ちしたり、解決したり、
ときに引っかき回したり、やり返したりが痛快な

いかにも細野らしい固茹ででないハードボイルド作品。

野球のルールなど知らなくても読めます。

続きを読む
posted by Gamma at 05:05| Comment(0) | 細野不二彦

2012年10月21日

Gallery Fake

ギャラリーフェイク 細野不二彦 

fake01-000.jpg

贋作ばかりを展示する"ギャラリーフェイク"のオーナー:藤田玲司は
ブラックマーケットに通じ、
盗品やいわくつきの美術品の横流しなどに関わると噂される
業界の鼻つまみ者。

しかし作品鑑定眼や美術品の修復技術は超一流で
正規ルートでは入手できない美術品に渡りをつける人脈を持つなど
重用したり一目置く人物も少なくない。

美術品の、見た目の美しさや歴史的価値のみを扱うのではなく
作品が作られた時代背景や社会問題にも焦点を当て
制作者の生い立ちやその作品が生まれた意味、作品が抱える問題点、
解明されていない謎にまで追求する、切れ味の鋭い薀蓄マンガ。

主人公の藤田が皮肉屋なので、
ある種独善的な価値観に見える場合も少なくないが
美術・芸術・骨董・伝統芸能・古代文明、はたまた最先端技術など、
細野不二彦の、あらゆる分野への造詣の深さと
取材の緻密さには毎度頭がさがる。

自分で脚本を書いているのかどうかは知らないが。

続きを読む
posted by Gamma at 11:40| Comment(0) | 細野不二彦

Double Face

ダブル・フェイス 細野不二彦 

DoubleFace01_001.jpg

さえない街金営業マン:春居筆美に隠されたもう一つの顔、
闇の債権回収人:謎のマジシャンDr.WHOO

善良な市民が受けた悪徳な被害の報いを法に変わって行使する
必殺仕事人のような、細野お得意のダークヒロイズム

「ギャラリーフェイク」の多岐に亘るテーマ性、
同じく同氏作「ジャッジ」に見られるダークさに加え
"お金"にまつわる被害がテーマとなることがほとんどのため
「クロサギ」がミックスされたような印象。

正直こんなに長く連載が続くとは思っていませんでした。

続きを読む
posted by Gamma at 07:12| Comment(0) | 細野不二彦
QLOOKアクセス解析