2014年11月11日

YUREITOU

幽麗塔 乃木坂太郎 
第07・08巻追加

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時は戦後、昭和29年
金も家族も友人も、生活力も職能もない
無職の天野太一は
ある日出会った「テツオ」と名乗る男装の麗人に導かれ
かつて猟奇殺人が行われた時計塔の謎と
それにまつわる事件に巻き込まれていく。


「医龍」以前にミステリーやサイコものを得意としていた乃木坂の
知名度を得た上での原点回帰というべきか、
それとも新境地というべきか。

ウィリアムスンの小説『灰色の女』を翻訳した、
黒岩涙香の「幽霊塔」をモチーフとし、
作品全体に流れる雰囲気まで見事に引用することに成功しながら
ストーリー自体はまったくのオリジナルとなっており

原作では主人公である「丸部道九郎」なる男が
怪しい謎の権力者として登場することをはじめ
涙香作品への屈折したリスペクトが感じられ

「医龍」執筆で熟練したストーリーテリングの妙と
人間のどす黒い感情を目で表現する卓越した画力で
新しい「昭和のミステリー」が紡ぎ出される。

第01-08巻 以下続刊
posted by Gamma at 05:01| Comment(0) | 乃木坂太郎
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